
私が子供の頃は、地域の公立、国立、私立、市立、県立の小、中、高校へ行くことしか、考えの及ばない環境でした。
東京のような都会でもありませんでしたし、
選択肢が限られていたように見えていました。
他県に通学する、さらに国を超えて通学する、なんていう考えもなく、
むろん、インターネットなんてない頃です。
与えられた限られた選択肢の中から選んで満足していました。
自分の受けたい教育はどんなものなのか?立ち止まって考えることもなく、
先生が支配して生徒が従う、というスタイルがあたりまえだと信じ込んで、
もがいたり苦しんだり抵抗したりしながら、なんとか学校教育を終えたような世代です。
偏差値至上主義にとらわれ過ぎて翻弄された学歴コンプレックス世代です。
けれども、今や、日本にも新しいタイプの学校がここ数年で増えてきているようです。
2004年から新たな運営方法が法的に可能になったこともあって、
フリースクール、チャレンジスクール、エンカレッジスクール、トライネットスクール、クリエイティブスクール、パレットスクール、デュアル総合学科、キャリアデザイン科、広域通信制、などなど、
多様なスタイルを持つ学校が、全国に増えてきました。
先日、新しいタイプの学校へ通っていたり、卒業した方たちのお話を聞く機会があり、
友人と一緒に出かけてきました。
印象は、「いいなあ~っ!」です。
選択肢がたくさんあって、
生きるために本当に身につけるべき考えや技術を習得できる科目が充実していて、
英語を使って世界とつながっていける環境が身近で、超うらやましい!
と感じられるような学校もありました。
登壇した学生達みなさんが、自意識や緊張に震えることなく、
堂々と発表されていたことにも感銘を受けました。
プレゼンテーションの機会が、学校内外で多くあるのだなあと感じました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は、私が少し聞きかじった情報のリストです。
ゼロ高等学院 https://zero-ko.com/
N高等学校 https://nnn.ed.jp/
東京都立国際高等学校 http://www.kokusai-h.metro.tokyo.jp/
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン https://uwcisak.jp/jp/
ミネルヴァ大学 https://www.minerva.kgi.edu/
渋谷教育学園 https://www.shibushibu.jp/
グリーンスクール https://www.greenschool.org/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
友人とも話していたのですが、学校が合わないなら転校、という選択が、
私たちの頃よりずっとずっと可能になったのだなあと思います。
自分に合う学校を選ぶために、何回だって転校できる、そんな環境になったのだなあと。
選択肢がある、という視点。
自分の受けたい教育を受けようと行動する、強い意志。
学校には我慢してでも行くものだという固定観念や、
偏差値や学歴という亡霊を背負っている大人たちに惑わされず、
自ら主体的に選んでいく力を持つ学生たちが増えること、
この地球の未来に必要な教育が受けられることは、
大切なことだと思うわけなのです。
その人がその人であることを大切にして、自由に成長したら、どんな世界になることか~☆!